出産は人生の一大イベントです。
我が子の誕生を夫婦で見届けたいと思い、立ち会い出産を選ぶ人も多くいます。
一方で、立ち会ってもらうのは不安だ、立ち会うのは怖いという理由で立ち会い出産をしない人も少なからずいます。
私は子どもが2人いますが、2人とも立ち会い出産でした。
実際に、立ち会い出産はどんな感じだったのか?
私の体験談をもとにお話ししていきます。
立ち会い出産とは
立ち会い出産とは、夫や家族など出産する女性以外の人が分娩室に入って一緒に赤ちゃんを迎えることです。
母親や家族が立ち会う場合もありますが、夫が立ち会うことが多いです。
立ち会い出産は命の誕生を一緒に迎えることができ、感動的なものである一方、その壮絶さから夫婦仲に影響が出る場合もあると言われています。
立ち会い出産の体験談
私たちの場合、立ち会い出産は、私の希望というより夫の希望でした。

立ち会い出産どうする?



するに決まってるじゃん!
そんな感じであっさり決まりました。
夫の立ち位置は右横、頭辺り
出産の時、夫はどこに立っていたかというと私の右横、頭辺りでした。
丸見えの位置で見ることができる産院もあるそうですが、私の産院は右横だと決まっていたようです。
丸見えだとこちらも恥ずかしいので、横でありがたかったです。
夫がサポートしてくれたこと
実際に、夫は何をしてくれたかというと、横からお茶を渡してくれました。
出産はかなり力を使うので、暑いし、汗をかくため喉が乾きます。
お茶は結構飲んだ記憶があります。
この時、ペットボトルのお茶にストローを付けていました。
これは産院がオススメしていたから付けておいたのですが、とても役に立ちました。
寝ながらお茶を飲むことになるので、ストローだとすごく飲みやすかったです。
陣痛の合間に水分補給をしますし、さっと簡単に飲める状態にしておくことを私自身もオススメします。
夫が「がんばれ!」などの声掛けをしてくれた記憶はないです。
多分、夫は緊張していたんだと思います。
声掛けはありませんでしたが、呼吸を一緒にやってくれていました。
ただ、私の中では、お茶を渡してくれたイメージが一番大きいです(笑)
助産師さんの支えは偉大
出産前は、夫が手を握ってくれて夫に支えられながら出産するイメージを持っていましたが、実際は助産師さんにだいぶ支えられました。
夫は傍にいましたが、ずっとビデオカメラを回していました。
なので、手も握ってもらっていません。
握ってほしかったわけでもないです。
夫のことなんか考えられないぐらい出産は必死なのです。
とにかく大変で、一番支えになってくれたのは助産師さんでした。
助産師さんはすごく声をかけてくれます。
「大丈夫だよ~」
「もう少しだよ~。がんばってるよ!」
呼吸のリードもしっかりしてくれます。
夫も支えになってくれましたが、正直助産師さんの方が心強かったです。
助産師さんってすごいですね。感謝でいっぱいです。


立ち会い出産はした方がいい?
旦那さんが嫌がっているなら、無理にさせない方がいい気がします。
出産はかなり壮絶な現場です。


私も、死にもの狂いの姿を夫に見られたくない気持ちがありましたが、出産時はそんな考えが吹っ飛ぶほど必死です。
そんな妻の姿を見て感動する人もいれば、幻滅する人もいると思います。
立ち会うなら、かなり壮絶な現場だということを覚悟してもらわないといけません。
また、血が苦手な人は産院に確認した方がいいです。
見る場所によっては、大量の血を見ることになるのではないかと思います。
私の時のように頭側に立っていれば、血を見る可能性は低いはずです。
ビデオ撮影での産声は宝物に
分娩室に入ってから、夫はずっとビデオ撮影をしていました。
動画は記念になります。
ただ、私は陣痛・出産シーンはあまり見られません。
必死だったので、客観的に見るのが怖いのです(笑)
動画を撮っておいて良かったなと思う最大のポイントは、子どもの産声が聞けることです。


改めて動画を通して見ると、感動します。
「こんな声で泣いて産まれたんだなー」
取り上げられた時のガリガリな感じとか、一生懸命泣いている姿とか、出産時には落ち着いて見られなかったものが動画でしっかりと見ることができます。
産声はその時を逃したらもう撮れないものですから、かなり貴重なシーンです。
そして、子どもが取り上げられてから私の横に来るまでのやり取りなど、改めて見ると感動します。
子どもが産まれてからのシーンは本当に撮っておいて良かったなと思います。


夫がサポートしてくれて嬉しかったこと
助産師さんの支えは偉大でしたが、夫のサポートにも感謝です。
- 痛い時に呼吸を一緒になってやってくれた
- 痛い時に体をさすってくれた
- 飲み物を用意し、必要な時に渡してくれた
- 入院から産まれるまでずっと傍にいてくれた
- 産まれた後、実家に連絡してくれた
痛みと戦っているときは気づきにくいですが、思い返してみると傍にいていろいろ支えてくれていたんだなと感じます。
特に陣痛中が一番支えになってくれました。
陣痛中助産師さんから、赤ちゃんが早く下りてくるよう院内をたくさん歩くように指示されていました。
その時、一緒に歩いてくれて、背中をさすったりもしてくれました。
辛い陣痛を1人で乗り越えるのは大変だったと思うので、この時傍にいてくれたことはありがたかったです。
前述したビデオ撮影も、子どもの誕生の瞬間など夫にしか撮れない映像があります。
やはり良い記念になるので撮影してくれたことにも感謝ですね。
立ち会い出産での旦那の役割は?夫のサポートで嬉しかったこと
立ち会い出産は、簡単に決めるのではなく、夫婦でよく話し合って決めた方がいいと思います。
命が誕生する瞬間を見たいという考えは素敵ですが、出産は壮絶です。


夫側は見たことのない妻の姿を見ることになるかもしれません。
妻側は恥ずかしい姿を夫に見せることになるかもしれません。
出産は美しいものだとあまり思わず、その辺りをよく理解して決めることをオススメします。
私の夫は立ち会い出産を自ら希望していましたが、出産シーンを見ても、良い意味で何も変わりませんでした。
ちょっと私の中で、「女として見てもらえなくなったらどうしよう…」という思いがあったのですが、大丈夫でした。
立ち会い出産に対しての不安はいろいろあるかもしれませんが、子どもが産まれてくる瞬間はやはり感動ものです。
その感動の瞬間を夫婦で一緒に見たいと思うのは自然なことです。
立ち会い出産をすることで、夫婦の絆がより深くなるといいですね^^









