宝塚でおじさん役を演じ続けたのは誰?人気のタンバリン芸やエッセイとは?

宝塚 おじさん役
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宝塚でおじさん役ばかり演じ続けてきたタカラジェンヌがいました。

彼女の名前は天真みちる(てんまみちる)さんです。

2021年6月28日(月) 放送の「激レアさんを連れてきた。」でも紹介され、話題になっています。

この放送では、「宝塚歌劇団にトップスターを目指して入団したのに、ひたすらおじさん役をやり続けそのまま引退した人」という紹介をされており、かなりインパクトな紹介で、気になった人も多いと思います。

宝塚といえば華やかな男役や女役をイメージしますが、天真みちるさんはずっとおじさん役を演じてきた名バイプレーヤーだったそうです。

13年もおじさん役をやってきたそうですよ!

どんな人なのか、かなり気になりますよね。

そこで今回は、宝塚でおじさん役ばかり演じ続けて引退した天真みちるさんについて紹介していきます。

目次
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宝塚でおじさん役を演じ続けたのは誰?

宝塚では、1公演に必ずといっていいほどおじさん役が存在しています。

天真みちるさんは、各公演のおじさん役をほぼ全部受け持っていた、宝塚の名バイプレーヤーでした。

2006年に宝塚歌劇団に92期生として入団し、花組の男役を務めました。

在団中は幅広い役柄を演じ、おじさん役をやらせたら右に出るものはいないという存在でした。

2021年6月28日(月) 放送の「激レアさんを連れてきた。」で紹介され、改めて注目が集まっています。

予告だけで天真みちるさんだと分かった人がたくさんいました。

それだけ宝塚では稀有な存在ということですね。

愛称は「たそ」で、みんな「たそさん」と呼んでいます。

ご本人も公式Twitterで出演を公表していました。

宝塚はトップスターを目指して入ってくる人がほとんどで、おじさん役をやろうという人はいません。

宝塚のおじさん役は、30~40年のキャリアをもったベテランの人が、トップを支えるために演じることが多いそうです。

そんな稀なポジションを天真みちるさんは演じてきました。

なんと、30パターンのおじさん役を演じてきたそうです。

激レアさんで一部紹介されていましたので、こちらでも紹介します。

  • 観光客のおじさん
  • 酔っ払いおじさん
  • 村のおじさん
  • 部族のおじさん
  • 小悪魔おじさん
  • 伝説の詐欺師おじさん
  • 頑固なパン屋さんのおじさん
  • 競馬好きおじさん
  • 吸血鬼に血を吸われるおじさん
  • 麻薬を密売しているおじさん
  • 女装するおじさん
  • アラビアのふくよかなおじさん
  • 笑わない革命家おじさん
  • 執事おじさん
  • お金持ちに媚びへつらうおじさん
  • モヒカン用心棒おじさん
  • 邪馬台国おじさん
  • 常に半目の右大臣おじさん
  • 角刈りジャンピング土下座おじさん
  • スネ夫みたいなおじさん

このラインナップを見ているだけでもかなりおもしろそうですよね。

天真みちるさんは、トップスターになれないと自覚し、やさぐれていた時期もあったそうですが、おじさん役で一筋の光がさしたんだそうです。

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天真みちるのタカラジェンヌ時代

天真みちるさんは、宝塚音楽学校に入学した直後から、厳しい現実を知ることになります。

みんな背も高くスタイルも良かったので、背が低い天真みちるさんは自信を失ったそうです。

ファンも全くつかず、自分に自信がないことからセリフも言えず、苦労していました。

そんな中、練習をせずゲームに夢中になったり炊飯器料理に夢中になったりと、やさぐれた生活を送っていたことから、ぽっちゃりとした体型になったそうです。

宝塚歌劇団には、「トップスターがガン見できればそれでいい」というモチベーションで入団します。

宝塚歌劇団は、上級生は厳しいのですが、ぽっちゃりして愛嬌のあった天真みちるさんは、「くまさんみたいで可愛い」と上級生からも可愛がられていたそうです。

しかし天真みちるさんは、「宝塚で何をしているんだろう…」という状態になります。

そんな中、ある時「観光客のおじさん」役が与えられました。

最初は戸惑っていましたが、舞台の本番にセリフを言ってみると、「私しかできない役はこれだ!」と思ったんだそうです。

上級生にも褒められ、初めて芝居の手ごたえと快感を覚えました。

おじさん役はトップスターに近づける可能性もあることから、憧れのトップスターと芝居できると考えた天真みちるさん。

そこから「おじさん役を全部取りに行ってやる」という思いで、おじさん研究に没頭し、おじさん役を演じていくことになったのです。

公演後の宴会で自ら余興を買って出て、トップスターのモノマネやタンバリン芸を披露し、笑いが取れるおじさんとしてキャスティングされ、ブレイクしていきます。

そこから天真みちるさんのタンバリン芸が生まれたんですね。

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天真みちるはタンバリン芸でも注目!

天真みちるさんは、タンバリン芸でも注目を集めていた人です。

2014年にはフジテレビの人気番組「SMAP×SMAP」でタンバリンを披露したところ、一躍有名になりました。

スマスマ放送直後は、宝塚の公式HPのサーバーが落ちたほど注目されたそうです。

このときのことを覚えている人も多いのではないでしょうか?

私もなんとなく覚えています。

2018年10月14日に退団したときも、白のタキシードに自身のトレードマークとなったタンバリンをもって登場していました。

パフォーマンスが上手な人なんですね。

このとき大盛り上がりだったそうです!

このように、退団を惜しむ声が多数ありました。

みんなに愛されていたタカラジェンヌだったということがよく分かります。

退団後はフリーで活動しており、朗読劇やイベントの企画・脚本・演出などを手がけています。

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超人気のエッセイを紹介!

天真みちるさんは「こう見えて元タカラジェンヌです」というエッセイを出版されています。

このエッセイ、発売してすぐ1万部を突破し、多くのメディアに紹介されて話題となりました。

2021年には3度目の重版が決定しています。

すごい人気ぶりですよね!

このエッセイは、天真みちるさんの音楽学校入学から宝塚歌劇団卒業まで15年を、舞台裏エピソードを交えながらコミカルに綴られている作品です。

かなりおもしろいと評判です!

宝塚ファンだけでなく、たくさんの人にぜひ読んでもらいたい作品です。

必ず元気をもらえますよ。

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まとめ:宝塚でおじさん役を演じ続けたのは誰?超人気のエッセイも紹介!

宝塚歌劇団でおじさん役ばかり演じ続けたのは天真みちるさんでした。

タンバリン芸でも注目を集めた天真みちるさんは、宝塚で唯一無二の存在でした。

2018年の退団は悲しむ人が後を絶たず、たくさんの人に愛されていることがよく分かります。

宝塚の舞台裏エピソードが満載のエッセイ「こう見えて元タカラジェンヌです」は、重版になるぐらい大人気。

今後の活躍からも目が離せないですね。

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