マイホームの失敗・後悔ポイントを紹介します。
憧れのマイホーム。
せっかく注文住宅を建てるのであれば、自分たちが生活しやすいように、後悔しないように設計しようと思いますよね。
我が家もそうでした。
我が家は2017年の夏に新居を建てました。
新居の設計時、次男がまだ生後6か月ぐらいの赤ちゃんで、子どもをあやしながら家の設計をしていたのでかなり大変でした。
そんな苦労を乗り越えてやっと建ったマイホーム。
概ね満足はしていますが、「失敗したなー」「ここはこうするべきだった」という後悔ポイントがいくつかあります。
これからマイホームを建てる方の参考になればと思い、その失敗・後悔ポイントを紹介していきます。
マイホーム失敗・後悔ポイント3選
新居が建ってから約2年。
住んでみて分かった失敗・後悔ポイントが3つあるのでお話していきます。
引き戸は上吊り式の方が掃除が楽
1つ目の後悔ポイントは引き戸のレールです。
我が家は1階に引き戸が4つあります。
- リビングに入るドア
- 洗面室のドア
- トイレのドア
- 書斎のドア
このうち、リビングに入るドアだけ上吊り式の引き戸です。
全部上吊り式の引き戸にすればよかった!!
これが、後悔ポイントです。
この理由について詳しく説明していきます。
上吊り式引き戸とは
一般的な引き戸はレールが下に付いています。
一方、上吊り式はレールを天井などに取り付けて戸を吊るすタイプです。
写真は我が家にある上吊り式の引き戸です。
上吊り式引き戸のメリット、デメリットについて紹介します。
<メリット>
- レールが上にあるので、レールに埃がたまらず掃除が楽
- レールが下にない分、足元がフラットで安心
<デメリット>
- 扉の下に隙間ができるので、気密性が低くなる
- 下にレールがあるタイプより強度が弱い
- コストが高い
下にレールがあると掃除が大変
一般的な引き戸だと、レールが下にあります。
これ、本当によく埃が溜まるのです。
我が家は先ほど書いた通り、下にレールがある引き戸3か所あるのですが、洗面室の引き戸のレールが特に汚れがひどいです。
洗面室は、リビングからドアを開けて入るようになっています。
人や物がよく動くリビングと洗面室に挟まれたドアなので、掃除しても掃除してもすぐ埃や髪の毛が溜まります。
これが本当に面倒で。。。
掃除を怠って引き戸の戸車に埃や髪の毛が絡まると、ドアを開け閉めするときに「キュルキュル」と音が鳴ります。
こうなると戸車を外して掃除をしなければいけません。
この戸車を取り外す作業は力がいるので、力のない私にはかなりきついのです。
引き戸は全て上吊り式にするべきでした。
家を建てる前に、引き戸には上吊り式のものがあるという情報をたまたまテレビを見て知り、「これ良いなぁ」とその時思っていました。
なので、自分が家を建てる時には上吊り式を採用しようと思っていたのに…
お金のことが気になってちょっと遠慮してしまったんですね。
たったプラス5000円で上吊り式にできたのに、その時はどんどん総額が跳ね上がっていたこともあり、もったいないかなと思ってしまったんです。
設計士さんはリビングに入るドアだけ上吊り式を提案してきました。
他の引き戸も提案してほしかったなぁ…と設計士さんのせいにしてはいけないですね。
頭によぎったのに言わなかった自分が悪いのです。
リビングの収納扉は引き戸が使いやすい
我が家はリビングに大きめの収納スペースを作りました。
写真奥にあるのが収納スペースです。
収納扉は折れ戸になっています。
ここの扉を折れ戸にするか引き戸にするか設計士さんに聞かれたのですが、悩みました。
設計士さんには「引き戸の方が物が前にあっても開けられるから引き戸にしますか?」と提案されたのですが、金額がネックだったこともあり折れ戸を選択しました。
また、金額です(^^;)
折れ戸より引き戸の方がだいぶ高かったのです。
我が家の折れ戸は3つ連なっています。
引き戸は収納の真ん中に用があっても端から戸を引かないと開けられないですが、折れ戸の場合、真ん中の扉だけを開ければ済みます。そこはとても使い勝手がいいです。
また、3つの扉を折りたたんで1か所にまとめれば収納スペースが広く使えます。
良いところもいくつかあるのですが、デメリットとしてはやはり物が置いてあると開けられないことです。
扉の前に物を置かなければいいやと思っていたのですが、置いてしまいます。。。
子どもがいるので子どもがおもちゃを置いてしまうこともあります。
そうなると、物をどけないと開かないのでそれが少し不便です。
ここが引き戸だったら、物をどかすという作業がいらなくなるし、家具の配置も変わってきたと思います。
リビングのような物が多くなる場所は、引き戸の方が使い勝手が良いと思います。
室内干し用の竿と収納扉がぶつかる
これは先ほどのリビングの収納扉に関係してきます。
我が家はリビングにホスクリーンを設置しました。
詳細についてはこちらに書いてあるので良かったらご覧ください。
このホスクリーンに物干し竿を設置した状態で収納扉を開けようとすると
竿が扉にぶつかるんです。
これは、実は引き渡しの前に夫が気づいたのですが、直しませんでした。
ここの室内干しはそんなに使わない予定だったので、多少当たってもいいかなと思ったのです。
でも、実際室内干しを使っている時に扉を開けようとすると竿にぶつかるのがストレスです。
使用頻度が低くても、使い勝手が悪いのはやはり不便です。
ホスクリーンの位置を変更してもらうべきでした。
これは設計士さんのミスでもあると思うのですが、気づいていたのに直してもらわなかった私たちも悪いです。
そして、この収納扉が引き戸だったらこのような問題は起きなかったのに・・・と収納扉がやはり失敗だったなーと感じています。
「あれ?」と思ったら遠慮なく設計士さんに意見を伝えよう
大きく3点、失敗・後悔ポイントを紹介してきましたが、1番後悔していることは
気になった時に遠慮せず設置や変更をすればよかった
「金額がちょっと高いからまぁいいや」
「そんなに使わないと思うからこのままでいいかな」
「設計士さんが言わないなら変えなくていいかな」
このような「ま、いっか」という考えは後悔する確率が高いです。
思ったことや気づいたことは、遠慮なく設計士さんなどに伝えましょう。
どうしても金額に見合わないことがあるかもしれません。
総額がすごいことになってしまって、躊躇することもあると思います。
でも、何か意見を伝えれば、思い通りの変更が難しくても、また違った提案をしてくれるかもしれません。
とにかく、伝えないと何も変わらないです。
ちょっとでも気になる箇所があれば、遠慮なく伝えるだけ伝えてみることをオススメします。
そうすれば後悔することが少なくなるはずです。
マイホームは大きな買い物です。
せっかくなので後悔の少ない家を建てたいですね^^