逆子体操は正直きついです!
私は次男の妊娠中、28週目の健診で逆子と診断されました。
逆子が治らないと帝王切開に切り替わると聞きますし、不安になるものですよね。
私の場合、まずは逆子体操を指導されたのですが、逆子体操をやった結果、なんと次の週には逆子が治っていたんです!
私は実体験から、逆子体操は効果があると思っています。
逆子体操の体験談を詳しく紹介していきますね。
逆子とは?
通常、胎児は頭を下にした状態で子宮の中にいますが(通称:頭位)、頭が上になっている状態の胎児を逆子といいます。
逆子の状態で分娩すると、足やお尻から産道を通ることになり、最後に頭が引っかかって危険な状態になる可能性があります。
このため、逆子のまま出産を迎えることはリスクが高く、出産までに通常の体位である頭位に戻す必要があるのです。
多くは自然に戻ると言われていますが、中には逆子のままで出産を迎えてしまうこともあるそうです。
逆子体操やお灸を使って逆子を治すことをしますが、それでも出産までに逆子が戻らなければ、リスクがあるため帝王切開に切り替えられるようです。
逆子の診断は28週
私は、24週の健診で逆子になっていると言われました。
「今はまだ動くから大丈夫だけど、次の28週の健診で逆子が治っていなかったら逆子体操をやってもらうことになります」
一般的に、逆子の診断は妊娠28週だそうです。
28週までは胎児もまだ小さく、子宮内に余裕があるため、胎児は動きまわれるので頭位に戻ることもあるそうです。
しかし、32週ぐらいになると子宮内に余裕がなくなり、頭位に戻ることが難しいと言われています。
32週頃までにできるだけ逆子を治しておいた方がいいんですね。
そのため、私が通っていた産院では、28週の健診で逆子だったら、逆子を治す体操やお灸をすることになっていました。
逆子体操はきついけど効果はあった!
私は、逆子と診断され、産院から逆子体操をするよう指示されました。
逆子体操をしばらく行い、それで治らなければお灸、外回転術を行うという流れでした。
逆子体操のやり方
逆子体操の具体的なやり方について説明します。
まず、四つん這いの姿勢になります。
肘から下を床に付けて、お尻が高く上がった状態になります。
その状態で今度は胸を床に付けます。
この状態を15分続けます。
これだけの動きなのですが、この状態で15分はかなり苦しくなります。
この姿勢をすることで、胎児のお尻や足を浮かせることができ、胎児が子宮の中で回りやすくなるのです。
注意することは、お腹が張ってきたら無理にやらないことです。
そして15分経ったら、体を横向きにしてしばらくゴロンと寝ます。
この向きは、胎児の向きによります。
例えば胎児の背中が右側にあれば、左を下にして寝るといいそうです。
私は左を向くように指示されました。
この体操により、胎児が正しい位置に戻るよう動きを促しているのです。
注意しなければいけないのは、体調が悪い時には無理してやらないことです。
無理をすると母体にも胎児にも負担がかかるので、体調が良く、余裕がある時にやりましょう。
この体操を1週間毎日行いました。
ちょっとやるのが憂鬱になるぐらい苦しい体操でした。
逆子体操の効果
通常28週の健診の次は32週の健診ですが、逆子だったので、1週間後に来るように言われていました。
診察をしてもらったところ、逆子が無事治っていました。
「あの体操だけで逆子って治るんだー」
と不思議な気持ちでした。
とにかく、あの苦しい逆子体操から解放されて安堵でした。
その後、逆子にまた戻る場合もあるそうですが、私は逆子に戻ることはなく、その後順調に出産まで迎えることができました。
逆子体操で治らない場合の対処法
逆子体操で治ればいいのですが、治らない場合もあります。
その際に行われるのが、お灸と外回転術です。
私は実際にやっていないのですが、簡単にどのようなものかまとめてみます。
お灸
お灸は、足のくるぶしから指3、4本ぐらいのところにある三陰交というツボに行います。
三陰交を温めてあげると、血流が良くなり、胎児の回転を促すそうです。逆子を治す効果の他に、産後の母乳の分泌が良くなる効果もあります。
三陰交は子宮を支配しているので、逆子に限らず女性にとって大事なツボです。
ツボをお灸で温めてあげることも大事ですが、普段から足を冷やさないように気を付けることも大事です。
逆子治療のために鍼灸院に通う人も多いのですが、実は自宅で鍼灸をしている方も結構いらっしゃるんですよ。
実際に「逆子対策として使っている」という口コミがいくつかありました。
主治医と相談しながら、ご自宅でお灸をやってみるのも良いかもしれないですね。
外回転術
外回転術は、産婦人科医が外側から手で直接お腹を回し、胎児の位置を戻す手法です。
早くて2~3分ぐらいで終わる短い処置です。
外回転術は、お腹をかなり強く押すので破水などのリスクも伴うそうで、熟練の技が必要になります。
そのため、注意が必要で、逆子を治す最終手段とされています。
万が一出産となっても大丈夫なように、36週頃から行われることが多いそうです。
逆子にならないためには!?
逆子の原因はいろいろと言われていますが、体の冷えが直接関係しているわけではないようです。
ただ、冷えると子宮が収縮してしまうので、逆子が治りにくくなる可能性はあります。
逆子に限らず、妊娠中は体を冷やさないことが大事です。
冷え対策として、自己流でお灸をやろうとするのも危険です。
妊娠中に刺激してはいけないツボもあるそうなので、お灸は必ず医師などと相談してください。
逆子と診断されるとつい不安になってしまいますが、私のように、逆子体操で逆子が治ることも多くあります。
例え逆子になっても、医師や助産師さんからの指示をもとに、焦らずリラックスして取り組むことが大事です。