年賀状じまいの短い文例を年代別に紹介していきます。
年末が近づいてくると慌ただしく準備を始めるものに年賀状がありますね。お正月の挨拶としてすっかり根付いていますが、近年ではメールやLINEが幅広い世代に普及したことにより、年賀状でのやり取りも減ってきています。
そこで今回は、そろそろ“年賀状じまい”をしようと考えている方のために、年賀状じまいの文例を年代別に紹介していきたいと思います。
年賀状じまいを書くときのポイントについてもまとめましたので、ぜひ参考にしてみてください!
年賀状じまいの短い文例を年代別に紹介!
年賀状じまいといっても、相手に失礼のない文章でどのように伝えれば良いのかがなかなか分かりませんよね。
年賀状じまいの文例は、適当にネットで検索したものを何も考えず引用するのはやめた方がいいです。
その理由としては、年賀状じまいの挨拶の文例は年代によって大きく異なってくるからです。
高齢者と若い世代では、年賀状じまいをしたいと思ったきっかけが違うと思うので、参考にすべき文例も異なります。
そこでまずは、参考にすべき年賀状じまいの文例を年代別にまとめていきます。
60代以上の高齢の方にオススメな文例
終活の一環として年賀状じまいをする方が多いようです。
また、「年賀状の作成や宛名書きなどが年々大変になってきた」という理由も多いです。
年齢を理由に年賀状じまいを考えている方にオススメな文例を紹介します。
あけましておめでとうございます
○○様におかれましては
お健やかに新年を
迎えられていることと存じますさて 私も高齢になり文字を書くのが
大変難しくなってまいりました
毎年の年賀状も今年限りで
失礼したいと思います誠に勝手ではございますが
(引用:https://print.shop.post.japanpost.jp/nenga/feature/article_100#content4)
今後ともよろしくお願い申し上げます
あけましておめでとうございます
昨年は大変お世話になりました私も今年で還暦を迎え
人生の節目ということで
誠に勝手ながら年賀状による
ご挨拶を本年限りで
最後とさせていただきたく存じます今後は電話などでご挨拶など
(引用:https://print.shop.post.japanpost.jp/nenga/feature/article_100#content4)
させていただけましたら幸いです
皆さまのご多幸とご健康を
心よりお祈り申し上げます
30~50代の若い世代にオススメな文例
若い世代では年賀状離れが騒がれて長いですね。
まだまだ若い世代が年賀状じまいをする理由として最も多いのは、「SNSや電話などで挨拶を済ませられるから」だと思います。
「これからはSNS上での挨拶にしたい」という旨を入れると共に、今後はどのような方法で年始の挨拶をしていきたいのかというのも入れると良いですよ。
若い世代にオススメな文例を紹介します。
あけましておめでとうございます
昨年はお世話になりました
本年もよろしくお願いしますさて勝手ながら本年を最後として
皆さまへの年賀状を
控えさせていただくこととなりました
SNSなどのコミュニケーションを活用し
より密に関係を築ければと思っております今後も変わらず
(引用:https://print.shop.post.japanpost.jp/nenga/feature/article_100#content3)
SNSでお付き合いいただければ幸いです
IDは以下のとおりです
あけましておめでとうございます
昨年は大変お世話になりました
今年もどうぞよろしくお願いしますさて急なことではありますが
家族と相談した結果
来年からはどなた様とも年賀状でのご挨拶を
控えさせていただくこととなりました今後はSNSで皆さまへ
(引用:https://print.shop.post.japanpost.jp/nenga/feature/article_100#content3)
近況報告やご挨拶をしますので
お手すきの際にでもご覧ください
そもそも年賀状じまいとは?
“年賀状じまい”という言葉をよく聞くようになったものの、そもそもどういった意味合いを持つのでしょうか。
年賀状じまいとは、「今後の年賀状でのやり取りを辞退したいという旨を伝える年賀状」のことを指します。
毎年何十枚と年賀状を作成することを負担に感じたり、年賀状に代わる挨拶のツールを利用したりして年賀状でのやり取りを辞めるという選択をとる人が多いようです。
毎年やり取りをしていたのに、突然何の挨拶もなく年賀状が送られてこなくなると心配になったり寂しく感じたりするものなので、マナーとして年賀状じまいの挨拶があります。
年賀状じまいを書くときのポイント
次に、年賀状じまいを書く際に注意すべきポイントは次の4点です。
- 新年の挨拶文は忘れずに入れる
- 年賀状じまいをする理由はしっかり明記する
- 変わらずお付き合いを続けたいという思いを伝える
- 年賀状以外の連絡手段を伝える
では、一つずつ詳しく解説していきましょう。
①新年の挨拶文は忘れずに入れる
年賀状ですから、まずは新年の挨拶文は必ず入れるようにしましょう。
新年の挨拶もなく、突然年賀状じまいの報告をされてしまっては、受け取った側も戸惑ってしまいます。
②年賀状じまいをする理由はしっかり明記する
年賀状じまいの報告には、その理由をしっかり伝えることが大切です。
年齢によるため、連絡手段が変化してきたため、など理由を丁寧に説明しましょう。
決して連絡を絶ちたいというわけではないということを、誤解されないように文面で説明すると良いですよ。
③変わらずお付き合いを続けたいという思いを伝える
年賀状じまいが少しずつ広まってきたとはいえ、まだまだ一般的な慣習ではないため、高齢の方が受け取った場合などは、『年賀状じまい=連絡を絶つこと』と誤解されてしまう可能性もあります。
年賀状での挨拶はやめるが、お付き合いは今後も変わらず続けていきたいという思いもしっかりと文面で伝えるようにしましょう!
また、「私とだけ年賀状のやり取りをやめるのか…」といった勘違いを生まないために、年賀状じまいの挨拶は多くの人に送っているということが伝わるようにするのも重要です。
④年賀状以外の連絡手段を伝える
交流が年賀状のみだった場合、年賀状じまいをしてしまうと連絡手段がなくなってしまいます。
今後もお付き合いを続けていきたいならば、SNSのアカウントやメールアドレスなど、年賀状以外の連絡手段を最後に伝えておくと良いですよ。
年賀状をやめるタイミング
最後に、年賀状をやめるタイミングで多いものを紹介していきます。
- 定年を迎えた
- 終活を意識し始めた
- 作成するのが大変になってきた
- 子供が自立して子育てがひと段落した
年賀状じまいを意識しはじめるのは比較的高齢の方で、何かの節目や年賀状のやり取りに負担を感じたタイミングで行う方が多いようです。
今は年賀状以外にも連絡を取れる手段はたくさんありますし、若い人の中にも年賀状を送らない人が増えてきています。
まとめ:年賀状じまいの短い文例を年代別に紹介!書き方のポイントは?
今回は、“年賀状じまい”の挨拶に適した短い文例や、そのタイミングなどについて詳しく解説していきました。
当たり前のように長年やり取りしていると、年賀状じまいをするタイミングは難しいですし、伝えにくいという気持ちもありますよね。
しかし、加齢により作成が困難になってきたり、連絡手段が多様化してきたりと、人によっては年賀状のやり取りが負担に感じることも事実です。
これからもお付き合いを続けていきたいという気持ちをしっかり伝え、受け取った相手が不快に感じないような文例を意識して“年賀状じまい”の挨拶文を作成していきましょう。