一人暮らしの冷蔵庫に野菜室がない場合の保存方法を紹介します。
私たちの日常生活で欠かせない家電の1つ「冷蔵庫」ですが、一人暮らしだと冷蔵庫は小さいですよね。
しかも2ドアタイプで野菜室がないものがほとんどで、野菜室があったとしても省スペースでたくさんの野菜を保存するのは難しいです。
だからと言って頻繁に野菜だけ買いに行くのも面倒ですよね。
そこで今回は「一人暮らしの冷蔵庫に野菜室がない場合の保存方法と温度管理」について調査してきました。
購入してきたままの状態の野菜の保存方法や一人暮らしの方向けの工夫をご紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。
一人暮らしの冷蔵庫に野菜室がない場合の保存方法
そもそも「野菜室」とはいったいどのような役割をしているのでしょうか。
野菜に直接冷気を当てない冷やし方で、乾燥を防ぎ野菜の水分やうるおいを保ちながら保存します。
野菜から出る水分の蒸発を抑え、うるおいをキープしながら保存するので、野菜のみずみずしさが長持ちします。
乾燥し始めた野菜は美味しくないですよね。
野菜はやっぱり、みずみずしいのが一番です。
では、どのような野菜を野菜室で保管した方が良いのでしょうか?
野菜室に入れたほうが良い野菜はこちらです。
- ナス
- トマト
- きのこ類
- きゅうり
- ピーマン
- 葉物野菜
基本的には「葉物野菜は保存」「根菜は常温保存でも大丈夫」と覚えておきましょう。
冷蔵保存が必要な野菜の保管方法
では、野菜室がない場合、野菜をどのように保存すればいいのでしょうか。
一般的な方法はこちらの3つです。
- 冷蔵庫の下段に保存
- ポリエチレン袋またはビニール袋に包んで保存
- タッパーに入れて水に浸して保存
冷蔵庫の下段に保存
実は野菜室がなくても野菜の保存はできます。
冷蔵庫は冷風が回っていて、その冷風により食材を冷やしています。
ですが、野菜は冷風が直接当たることにより乾燥してしまい、徐々にみずみずしさが失われてしまうんです。
しかし、逆を言えば野菜室がない小さな冷蔵庫でも、野菜が乾燥することを防ぐことができれば、特に野菜室がなくても保存できるということです。
ポリエチレン袋またはビニール袋に包んで保存
野菜の保管には、ポリエチレン袋とビニール袋を使い分けることが重要です。
ポリエチレン袋は通気性が良く湿気を逃がすため、乾燥しやすい野菜に適しています。
ビニール袋は密閉性が高く、湿度を保つことができるため、水分を保ちたい野菜に向いています。
レタスやほうれん草は密閉性の高いビニール袋、じゃがいもや玉ねぎはポリエチレン袋に入れて保管すると良いですよ。
大きい葉物類やカットされたかぼちゃなどを保存するのに便利なLサイズのポリエチレン袋です。
野菜や果物の老化促進するホルモン「エチレンガス」を吸着透過する「大谷石」の粉末を使用しているので、鮮度を保ってくれます。
たっぷり80枚入っている食品用のポリエチレン袋になります。
野菜、果物、魚の保存の他に、湯せん調理や下ごしらえにも使用できる便利アイテムです。
災害時にも使用できるのでストックしている方もいらっしゃるようですよ。
タッパーに入れて水に浸して保存
ニラやセロリは水に浸して保存すると長持ちします。
どうしても切り口からビタミンやカリウムなどの栄養が流れてしまいますが、保存期間は10日ほど伸びます。
また、ニラやセロリに関わらずタッパーに入れて保存することで野菜の新鮮さを保つことができますよ。
家にあるボウルやお皿に被せるだけでしっかり密封され、タッパー代わりになるシリコンラップです。
耐熱温度-40度から230度なので高温になってしまう電子レンジ調理や冷凍庫での長期保存も可能です。
丸洗いや食洗器、熱湯消毒などで殺菌できていつでも衛生的ですよ。
繰り返し使用できるので経済的にもエコです。
中身が簡単に確認できる、透明デザインの食品保存容器です。
水切り付きなので野菜を洗った後、そのまま保存ができとても便利です。
臭いを防ぎ、食品を乾燥から守ります。
形は丸、正方形、長方形の3種類あり、積み重ねて使用できるので、収納場所も無駄なく使うことができます。
常温で保存可能な野菜の保管方法
常温で保存可能な野菜の保管方法をご紹介します。
- たまねぎ
- ごぼう
- じゃがいも
- かぼちゃ
- 大根
たまねぎ
玉ねぎは収穫後1か月ほどの乾燥工程を得て出荷されているので保存性が高い野菜です。
常温での保存方法はこちらの2つになります。
- ネットに入れた状態で吊るす
- かごや段ボールで保存する
かごや段ボールで保存する場合は、1個ずつ新聞紙に包んだ状態でなるべく隙間を作って保管しましょう。
保存期間は3か月ほどで直射日光を避けて風通しのいい場所が理想です。
新玉ねぎは乾燥工程がなく出荷されているので、購入したら洗わず新聞紙に包み、ポリ袋に入れて冷蔵庫で保存すると良いですよ。
ごぼう
ごぼうはそのまま常温で保存すると乾燥して痛むのが早くなってしまうので、洗わず新聞紙に包み立てた状態で保存するのが理想です。
保存の目安は2週間ほどで、できれば風通しの良い涼しい場所に置きましょう。
じゃがいも
じゃがいもは、段ボールに新聞紙を敷いた上に並べて、蓋は閉じずにじゃがいもの上に新聞紙をかけておきます。
直射日光や明るい部屋は傷みが早くなるので避けて、風通しの良い暗い場所で保存しましょう。
保存可能な期間は3か月から4ヵ月になります。
かぼちゃ
カットしていないものであれば常温保存が可能です。
直射日光を避けて風通しの良い場所で保存しましょう。
外で保存する場合は新聞紙で包み、直射日光の当たらない場所に置いてください。
保存期間はいずれも2か月ほどです。
大根
夏以外で土の付いた状態で丸ごと一本の大根なら常温保存が可能です。
乾燥を防ぐために葉っぱを切り落としておきましょう。
新聞紙で包み涼しい場所に立てておけば、3週間ほど保存できます。
野菜を冷蔵庫で保存するときの温度管理
冷蔵庫と野菜室の違いは温度と湿度です。
冷蔵室は2度から6度くらいの温度設定になっており、野菜室は3度から8度くらいの設定になっています。
野菜室の方が冷蔵室よりも温度が高くなっています。
そして先程ご紹介しましたが、野菜室は野菜の水分を保つために湿度も少し高めです。
冷蔵庫に野菜を入れるときは、こちらの2点に留意しましょう。
- 冷蔵庫の温度設定を調整する
- 温度変動に注意する
野菜室の適正温度は3度から8度です。
この温度にすれば野菜の水分量を保ち、野菜を新鮮なまま長持ちさせることができます。
ただし、野菜の種類によって適正温度は異なります。
葉物野菜は5度から8度、根菜類は3度から5度が適しています。
また冷蔵庫のドアを頻繁に開け閉めしたり、熱い料理を直接冷蔵庫に入れたりすると冷蔵庫内の温度変化が激しくなります。
新鮮な野菜を守るためドアの開閉回数を抑え、熱いものは冷ましてから冷蔵庫に入れるようにしましょう。
まとめ:一人暮らしの冷蔵庫に野菜室がない場合の保存方法は?温度管理についても
今回は「一人暮らしの冷蔵庫に野菜室がない場合の保存方法と温度管理」についてご紹介しました。
一人暮らしの小さい冷蔵庫だと野菜室がない場合が多いですよね。
野菜室に入れないと早く野菜を傷めてしまうんじゃないか心配になりますが大丈夫です!
温度調整をすれば冷蔵庫での保管も可能です。
更にポリエチレン袋やビニール袋を使用することで鮮度を保ち、長持ちさせることもできますよ。
また根菜類のたまねぎ、じゃがいもなどは常温で保存可能なので、冷蔵庫にスペースがないときはネットや段ボール、新聞紙を活用して保管してみてはいかがでしょうか。