保育園で泣くのはいつまでなのでしょうか。
子どもが初めてママと長時間離れることになるタイミングが、保育園の入園だと思います。
初めての集団生活、新しい環境・・・
期待と同じくらい不安や緊張があるのはいうまでもありませんね。
私も子どもが保育園に通っていますが、毎年4月になると、「おうち帰る〜!!!」「ママがいい〜!!!」という声が響き渡っていました。
登園時の行き渋りは、子どもだけでなく、親も辛いんですよね。
何か嫌なことがあったのだろうか、育て方が悪かったのだろうかと頭をよぎってしまいますよね。
そこで今回は、
- 保育園で泣くのはいつまでなのか
- 泣いてしまう原因は愛情不足なの?
という点に着目しまとめていきたいと思います。
保育園で泣くのはいつまで?
保育園で泣くのはいつまでなのでしょうか?
個人差があるため、この時期まで!と断言はできませんが、大体入園後1ヶ月頃で落ち着く子が多いようです。
これは、単純に園生活に慣れてきたことはもちろんですが、園生活が楽しめるようになってきたことが大きくなります。
楽しいところに行きたい!緊張するところはちょっと嫌・・という気持ちは、自分自身に置き換えると腑に落ちますよね。
しかし、中には週明けのたびに泣いてしまう子、入園当初は問題なく通えてたのにある日突然泣き出すようになったという子もいます。
ちなみに私の長男は、入園後しばらくは全く泣かなかったのですが、ゴールデンウイーク明けに突然大泣きするようになりました。
子どもが泣くのは沢山の葛藤を経て、成長をしている証ですので、心広く見守って行くことが1番です♪
保育園で泣いてしまうのは愛情不足?
子どもが保育園で泣いてしまったとき、これは愛情不足なのか?と不安になる方もいるかもしれませんが、決して愛情不足ではありません!!
泣く理由というのはその子によって違います。
- 家族と離れるのが嫌
- 人見知りで、知らない人ばかりの環境が苦痛
- 園生活に慣れない
- イヤイヤ期
かなりざっくり大きく分けると、このパターンが多いです。
あんなに手こずるのに理由は随分シンプルだな・・・と感じる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、最初にもお伝えしましたが、ご家族と離れる経験が初めての子がほとんどです。
毎日おうちの方と自宅で過ごし、公園や買い物に出掛けていた生活から一変、ある日突然知らない場所に連れて行かれ、しかもママもパパもいない!
子どもにとっては、いくら楽しそうな玩具があっても、先生が楽しそうな活動をしてくれても、そんなのはどうでもいいのです。
私達大人でも、ある日知らない場所へ連れて行かれ、知らない人に囲まれ今日からここで過ごしなさい。と言われても少なからずパニックになりますよね。
大袈裟かもしれませんが、子ども達にとって新しい環境とはそのくらい冒険する感覚だと思います。
また、幼い子どもにとって泣くことは表現方法の一つでもあります。
赤ちゃんがお腹が空いて泣くように、不安という気持ちが言語化できずに涙となって現れます。
「保育園行くの不安だな〜」なんていう子どもいませんよね!
そして何より、大好きなママとパパと離れてしまうことが寂しくて堪らないという感情が生まれるのは、愛着関係が深く築き上げられている証拠でもあります。
ですので、どうか愛情不足だなんて思わないでくださいね。
これは、私の保育者時代の経験談で少しクスッと笑える話なのですが、実はおうちの方の姿が見えなくなった瞬間、さっと泣き止んでしまう子が少なくありません。
まるでスイッチを切り替えた様に園モードになります。
嘘のようですが、本当です。
ご家族にお伝えするととても驚かれますが、ある意味そんなものなのです。
子どもとは大人が思う以上に、むしろ、大人以上に適応能力が高いなと感じさせられる瞬間でした。
保育園で泣くときの対処法
では保育園で泣いてしまうときの対処法ですが、これは気持ちを汲み取り、見守っていくしかありません。
どうしても重い気持ちになってしまうと思いますが、子ども達を混乱させない為にも冷静に穏やかな気持ちのフリをしましょう!
最初は不安や寂しさで泣いていた子どもですが、あるときから作戦A、作戦B・・・と相手(大人)から報酬を手に入れる為に「泣く」という手段を使うようになることがあります。
これも成長の一つなのですが、登園時に発揮されてしまっては頭を抱えることになるでしょう。
例えば、
- 泣いたら、保育園が休めて好きなところへ連れて行ってもらえた
- 泣いたら、保育園に行く前にお菓子が食べられた
- 泣いたら、帰りに玩具を買ってもらえた
と、いったような事です。
もちろん絶対にやらないでくださいと言う訳ではありません。
ときには、思い切って休んで好きなところへ行っても、お菓子を食べても良いと思います。
むしろ気分転換は大切な事です。
ですが、例に挙げたようなことがルーティン化されすぎてしまうと、いつの間にか感情としてではなく、手段として使うようになってしまう場合があります。
また、これは保育者にも当てはまることで以下のような例が挙げられます。
- 泣いたら、抱っこしてもらえた
- 泣いたら、特別に○○遊びができた
- 泣いたら、先生がずっと構ってくれた
駆け引きという言葉での表現になってしまうのが嫌ですが、上手く駆け引きしていく必要があります。
あまりにも続くようでしたら、担任の先生と相談し、一環した関わり方をするのも一つの手段ですよ。
まとめ:保育園で泣くのはいつまで?泣いてしまうのは愛情不足なの?
子どもが泣いていると、どうしてもネガティブな気持ちになってしまいますよね。
保育園で泣くという行動は、どうしても他の子と比較してしまうし、親としてのプライドもあり、ついピリピリとしてしまいます。
でも、子どもは本当によく相手の表情を見ています。驚くほど察します。
「頑張っている気持ち、辛い気持ちは同じだよ」と伝えてあげてください。
そして、あまり溜め込まず、もう保育園に任せよう!くらいの気持ちでいてください。
いつか笑顔で登園できるようになった頃、あのとき大変だったんだからね!と、笑い話にしてしまいましょう♪