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嵐と台風の違いは何?雨と風はどっちが強いの?

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台風 嵐 違い
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台風と嵐は具体的にどう違うのでしょうか。

どちらも悪天候のことをさすのは分かりますが、明確な違いを知っている人は少ないと思います。

台風と嵐の違いについて調べてみたところ、

  • 台風 … 正式な気象用語
  • 嵐 … 正式な気象用語ではない

実は台風は正式な気象用語なのですが、嵐は正式な気象用語ではないことが分かりました。

台風には明確な定義がありますが、嵐にはありません。

では具体的にどのような違いがあるのでしょうか?

今回は、台風と嵐の違いについて詳しく紹介していきます。

目次
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嵐と台風の違い

台風も嵐も激しい雨や風を伴う天候をイメージしますが、具体的にどう違うのでしょうか?

実は台風はこのように定義されています。

北西太平洋または南シナ海に存在する熱帯低気圧で、かつ低気圧域内の最大風速が約17.2 m/s(34ノット、風力8)以上にまで発達したものを指す呼称

引用元:Wikipedia

台風は北西太平洋または南シナ海で発生した熱帯低気圧のことをさします。

地図だと「北太平洋」しか出ていませんが、地図上のピンク色の〇の辺りで発生した熱帯低気圧のことを台風と呼ぶそうです。

大西洋上で発生した熱帯低気圧のうち、最大風速が64ノット(約33メートル毎秒、約119キロメートル毎時)以上のものはハリケーンと呼ばれます。

ちなみに、ハリケーンは台風と似ていますが、台風と同じく明確な定義があり、台風と発生場所が異なります。

最大風速を比較すると、台風よりハリケーンの方が威力が強いことが分かります。

台風は暴風域などを伴い、強い雨や風をもたらします。

一方、「嵐」は強い雨を伴った暴風のことをさします。

実は嵐は正式な気象用語ではないんです。

嵐は台風のように「〇〇で発生した~」とか「風速〇〇m/s以上~」といった定義は存在しません。

発生した原因を問わず、強い雨を伴った暴風はすべて「嵐」と呼ばれるんです。

  • 台風 … 正式な気象用語。発生した場所や最大風速による明確な定義がある
  • 嵐 … 正式な気象用語ではない。強い雨を伴った暴風すべての呼称

つまり、台風による暴風雨のことも「嵐」と呼びます。

「台風●号の影響で嵐が日本を横断します…」という使い方をニュースでよく耳にすると思います。

このように台風は嵐でもありますが、逆に嵐は台風であるとは限りません。

台風と嵐にはこのような違いがあります。

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雨と風はどっちが強いの?

嵐は台風のこともさすので、雨と風はどっちが強いということはありません。

嵐は台風だけでなく、発達した寒冷前線が原因になるときもあります。

つまり、台風は嵐になる原因の1つにすぎないんです。

どちらにしろ、強風や大雨を伴いますので、危険な目に合わないよう対策が必要ですね。

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まとめ:嵐と台風の違いは何?雨と風はどっちが強いの?

台風と嵐の違いについて紹介しました。

  • 台風 … 正式な気象用語。発生した場所や最大風速による明確な定義がある
  • 嵐 … 正式な気象用語ではない。強い雨を伴った暴風すべての呼称

台風は正式な気象用語であり、明確な定義も存在します。

しかし嵐は定義もなく、正式な気象用語ではありません。

強い雨を伴った暴風のことを「嵐」と呼ぶので、この中に台風も含まれます。

そのため、雨や風はどっちが強いということもありません。

どちらにしろ自然災害を引き起こす可能性があるので、対策をしっかりしたいですね。

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