離乳食でオクラを使うときは種は取らないのでしょうか。
美容や健康に良い食材として、注目を集めているオクラ。
オクラといえば、ネバネバとしている!が1番の印象だと思います。
実は、このネバネバとした成分は、大人だけでなく赤ちゃんにも必要とされている大事な成分で、なんと離乳食としても使うことができるんです!
でもオクラには種があり、この種を赤ちゃんに食べさせても良いのか悩むところですよね。
そこで今回は、離乳食でオクラを使うときは種は取らないのか?オクラを離乳食で食べさせるときのポイントについてまとめましたので、是非、参考にしてみてくださいね。
離乳食でオクラの種は取らない?
オクラを食べられるようになるのは、一般的に生後7~8ヶ月頃(離乳食中期)といわれています。
オクラは栄養価も高く離乳食でぜひ食べさせたい食材なのですが、オクラには種があり、食べさせていいものなのか悩んでしまう方もいると思います。
オクラは種を取らずに食べても特に問題はありませんが、赤ちゃんにとって種は、想像以上に食べづらいものです。
また、種には少し苦味があります。
赤ちゃんの舌はとても敏感なため、この苦味を嫌う場合があります。
このような食べにくさを考慮すると、12〜18ヶ月(離乳食完了期)くらいまでは種を取り除いてあげるといいですね。
オクラの種の取り方
では、オクラの種はどうやって取ればいいのでしょうか?
大人がオクラを食べるときは、種を取るという作業はなかなか行わないので、やり方がいまいちピンとこないという方も多いですよね。
オクラの種の取り方を調べてみたところ、とてもシンプルで簡単にできることが分かりました!
- オクラを縦半分に切る
- スプーンや箸を使い、種を取り除く
まずはオクラを縦半分に切り、あとはスプーンや箸などを使えばオクラの種は簡単に取り除くことができるんですよ♪
縦半分に切ってピーマンみたいに種の軸?取り出してるよー🙋
— さなも®️ (@UPERSNM) March 25, 2020
オクラといえば輪切りにするイメージが強いのですが、種の取り方はピーマンの種を取るときと同じ!縦半分に切れば種を簡単に取り除くことができますよ。
大切な成長段階を踏んでいる我が子のためにも、ちょっとの手間をかけてあげてくださいね♪
おすすめのオクラの調理方法
オクラのネバネバが必要な成分とはいえ、ネバネバとしたものをそのまま食べさていいのか不安になる方もいらっしゃるかと思います。
赤ちゃんにオクラを食べさせる際には、
- 板ずり:少量の塩を振り、まな板の上でゴリゴリと板ずりをしてから洗い流し、オクラの毛をとる
- 種を取る:先ほどの解説参照
- 茹でる:茹でることで柔らかくする
この3つの下処理をしてから、調理をするようにしましょう。
それではここからは、離乳食期ごとにおすすめの調理法を紹介していきたいと思います!
離乳食中期(7〜8ヶ月)
離乳食中期(7〜8ヶ月)は離乳食初期に比べると、形のある刻み食が食べられるようになってくる時期です。
そのため、オクラの下処理後、2〜3mm程のサイズに細かく刻んでください。
オクラを細かく刻むときは、私も利用していましたが、ブレンダーを使うと調理が楽になりますよ。
詳しくはこちらの記事で紹介しています!
>>>離乳食にブレンダーはいらない?いつまで使えるのか調査!
離乳食後期(9〜11ヶ月)
離乳食後期(9〜11ヶ月)の場合、オクラの下処理後、5〜7mm程のサイズに刻みます。
中期よりサイズ感がアップしているので、食べにくそうにしている場合は、細かく刻み直してあげてくださいね。
離乳食完了期(12〜18ヶ月)
離乳食完了期(12〜18ヶ月)にもなると、種は取り除かなくても大丈夫です。
オクラを茹でたら、1cmくらいの大きさに切りましょう。
食べられそうであれば、輪切りでも大丈夫ですよ。
種を食べるのに苦戦している場合は、取ってあげてくださいね。
離乳食でオクラを食べさせるメリット・デメリット
栄養満点な上に、下処理や調理もシンプルなオクラ。
離乳食でオクラを食べさせてみたい!と思ってもまだまだ疑問点もあるかと思いますので、気になるメリットだけでなくデメリットもお伝えしていきますね。
離乳食でオクラを食べさせるデメリット
- アレルギーを引き起こしてしまう場合がある
実は、オクラの代名詞でもあるネバネバしている成分や、オクラ特有の産毛に触れることでアレルギー症状が出てしまうことがあります。
- 口の周りが赤くなる
- 蕁麻疹や発疹がでてくる
- 目が痒くなる
- 鼻水がでる
もし、このような症状が見られた場合は、迷わずに病院に相談しましょう。
また、予防策として
- 産毛を除去する板ずり(下処理)をきちんと行うこと
- 初めて食べさせる場合は、少量からスタートして、様子を見ながら量を調節すること
以上の2点が大切になってきますので、しっかりと行なっていきましょう!
離乳食でオクラを食べさせるメリット
続いて、オクラが離乳食にぴったりの理由をお伝えしていきます♪
- 消化を助けてくれる
- 骨や歯を丈夫にしてくれる
- 風邪やウイルスから守ってくれる
- 熱中症対策にぴったり
オクラのネバネバ成分は、体内の粘膜を保護してくれる働きをしてくれます。
そのため、消化機能を助けてくれたり、ウイルスの侵入を防いでくれることで、風邪予防にも繋がります。
そして、オクラには栄養素がとてもたくさん含まれています。
オクラに含まれているカルシウム、リン、マグネシウムの成分は、赤ちゃんの骨や歯が育つときにとても需要な働きをしてくれます。
また、オクラにはカリウムも豊富に含まれているので、カリウム不足から起こる熱中症の対策にも最適な食材です!
赤ちゃんは大人に比べると体温が高いです。
その分、汗もかきやすく、水分やカリウム不足になりやすいことから、熱中症を引き起こす割合が高くなってしまっているので、予防食材としても活躍が期待できます。
まとめ:離乳食でオクラの種は取らないって本当?いつまで取る必要があるの?
今回は、離乳食でオクラの種は取らなくていいのか紹介しました。
つい大人の食べ物として見てしまいがちなオクラですが、生後7~8ヶ月頃から食べさせることができるのは嬉しいですね。
初めて食べさせる際には、苦手意識を持たないことや、アレルギーを引き起こさないためにも、下処理をきちんと行い、少量からスタートしましょう!
栄養満点のオクラなので、好きな食材のひとつになると良いですね♪