イヤイヤ期でご飯を食べない1歳半の子どもに実践した対処法を紹介します。
イヤイヤ期の食事は憂鬱ですよね。
これまでの子育て人生を思い返しても、子どもの食事で1番苦労したのは1歳半~2歳頃のイヤイヤ期でした。
何をやっても食べてくれないんですよね…
細かく切ったり味付けを変えたり、子どものことを思って工夫して作ったのに、全く食べてくれないとどうしてもイライラしてしまいます。
我が家も遊び食べがひどく、「せっかく作ったのに!!」と数えきれないぐらい怒ってきました。
限界だった私は子どもの食事について色々な人に相談し、やり方を変えてみたところ、子どもが徐々にご飯を食べてくれるようになったんです。
食べないとき潔く食事を下げるようにしました。
実はイヤイヤ期の食事は、無理に食べさせようとしないことが大事なんです。
食べないなら食事を下げ、次の食事の時間まで何もあげない
これが1番効果的な方法でした。
なぜ効果的だったのか、その理由と具体的なやり方について詳しく説明します。
イヤイヤ期でご飯を食べてくれない1歳半の我が子
私の長男は食べるのがものすごく遅い子でした。
スプーンやフォークで遊んだり、ボーっとしたりしていたので、長いと食事に2時間ぐらいかかっていました。
さっさと片づけたいのにいつまでたっても片づけられない。
何度声かけをしても全然食べてくれない。
食事の時間が本当に憂鬱でした。。。
食べるのが遅いのは分かっているので、かなり量を少なめに出してもいつも1時間はかかります。
当時すごく悩んでいたので、私はよく遊びに行っていた児童館の先生に相談しました。
先生の回答は、
「ある程度時間を決めて、食べなかったらご飯を全部下げてしまうのがいいですよ。そして、1度下げたら次の時間まで食事を出さないようにしましょう。」
このようにアドバイスをいただきました。
ダラダラあげ続けるのはよくない、30分なら30分と時間を決めてメリハリをつけて食事をあげることが大事だというお話でした。
そうすることで、子どもに食事の時間の大切さを教えてあげることができるというのです。
同じように保健師さんに相談をしたことがありますが、そのときも児童館の先生と同じ回答が返ってきました。
「みなさん同じ回答をするのだから、これはやるしかない!」と思い、私は早速先生方のアドバイスを実践してみることにしました。
ご飯を食べてくれないときの対処法
ご飯を食べてくれないときの具体的な対処法は次の通りです。
- まずは食べるように声掛けをする
- 食べないなら食事を下げることを伝える
- 時間になったら食事を下げる
- 食事を下げた理由を子どもに説明する
- 次の食事の時間まで食べ物は絶対にあげない
まずは声掛けをします。
「ご飯ちゃんと食べるよ」
それでも食べてくれなかったら食事を下げることを伝えます。
「食べないならご飯なしだよ」
私は30分経っても食べなかったら食事を下げようと決めていました。
30分経ったところで、
「食べないならもうおしまいね。ご飯下げるね。」
と言ってご飯を下げます。
そうすると、子どもは大泣きしました。
「食べないならご飯はおしまいって言ったでしょ?次のご飯の時間まで何もあげないからね」
と食事を下げた理由を子どもに伝えます。
子どもはさらに大泣きします。
大泣きされるとかわいそうになるし、ご飯を食べなくて大丈夫かな…と心配になってしまうのですが、ここは絶対我慢です!
1食ぐらい抜いたって問題はないので、気にしないようにしましょう。
子どもはご飯を食べていないのでもちろんお腹がすきます。
何か食べたがりますが、断固として何もあげませんでした。
食べ物を欲しがっても、
「次のご飯の時間まで何もあげないって言ったでしょ?」
と言い聞かせます。
ご飯の時間にちゃんと食べないとお腹がすくということを覚えさせるためです。
実際に、次の食事の時間はお腹がすいていることもあって、ものすごく早く食べてくれます。
このように進めていくと、次第に食べてくれるようになりました。
これを何回も繰り返します。
1回試すだけではちゃんと食べるようにならないので、何度も同じ方法を試します。
何度も繰り返していくうちに、ちょっとずつですが食事の時間が短くなっていきました。
これが私が実践したご飯を食べてくれないときの対処法です。
対処法をもう1度まとめます。
- まずは食べるように声掛けをする
- 食べないなら食事を下げることを伝える
- 時間になったら食事を下げる
- 食事を下げた理由を子どもに説明する
- 次の食事の時間まで食べ物は絶対にあげない
一番大事なのは、食事を下げた理由を子どもにきちんと説明することです。
何度も理由を説明することで、子どもも理解してくれます。
その時は「聞いてるのかなー」と思っても、意外と子どもは言ったことを覚えてくれています。
なので、何度も伝えて食事の時間にご飯を食べることの大切さを子どもに教えましょう。
何度も同じことを繰り返していくうちに、食事の時間を意識してちゃんと食べるようになっていきました。
イヤイヤ期の食事で心がけたい3つのこと
イヤイヤ期でご飯を食べてくれない時の対処法をお伝えしました。
他にも心がけたいことが3つあります。
- がんばりすぎず手を抜く
- 食事は少なめに出す
- 褒めることも大事
それぞれ詳しく説明します。
がんばりすぎず手を抜く
せっかく作ったのに食べてくれないとどうしても最後まで食べさせたくなってしまうものですが、切り上げることも大事です。
私も最後まで食べさせようと1~2時間子どもと付き合ったこともありましたが、これってお母さんにとってもすごく負担になりませんか?
がんばりすぎず手を抜きましょう!
私は先生に教わって今回のやり方を実践した時に、そう痛感しました。
押してダメなら引いてみろ、は育児にも当てはまると思うのです。
あまりがんばりすぎず、良い意味で適当に育てていきましょう。
食事は少なめに出す
そして、食事は初めから少ない量を出すこともポイントです。
少ない量なら食べる時間が早くなります。
そうすると子どもも達成感を感じやすくなり、やる気につながります。
おかわりを欲しがったら笑顔で追加してあげましょう。
おかわりを要求されると嬉しいですよね。
そしてお母さんの笑顔で子どもも嬉しくなるはず。
また、食事を少なめに出すことで子どもの食欲があるかどうかを判断しやすくもなります。
大人だって食べる気分じゃないときがありますよね?
初めから少なめに食事を出すことで、お母さんも子どももストレスが減り、楽しい食事の時間を過ごせるはずです。
褒めることも大事
上手に食べることができたり、ちょっとでも早く食べてくれたらしっかり褒めることも大事です。
ちゃんと食べたらお母さんが喜んでくれるんだ!と思わせることも上手くいくポイントです。
褒められるとやる気アップにつながります。
私が子どもの食事のことで先生に相談したとき、「1時間も付き合ってあげてるの?お母さん偉い!がんばってるのね」と言われました。
この言葉がすごく嬉しくて。
やっぱりいくつになっても褒められるって嬉しいんですよね。
「がんばろう!」という気持ちになりました。
子どもも同じです。
だから、ちゃんと褒めるべきときには褒めてあげてくださいね♪
会話ができる子には言葉の大切さも一緒に教えよう
長男は言葉が遅かったこともあり、「食べない」とか言葉で主張をすることはほとんどありませんでした。
一方次男は、言葉が早かったこともあってよく喋る子でした。
イヤイヤ期のときの次男は、長男と違って「食べなーい」「もういらなーい」「これきらーい」と主張をよくする子でした。
そこで、私は長男のときと少しやり方を変えてみました。
「食べない」と言い続ける次男に対して、「食べないならもうご飯おしまいだね」と言って下げます。
そうすると、「食べるー食べるー」と泣き出します。
すると私はこう言うようにしていました。
「だって〇〇君が食べないって言ったでしょ?〇〇君が言ったからお母さん下げたんだよ」と、あなたが食べないと言ったからご飯の時間がおしまいになったんだということを伝えます。
ここが少し長男のときと違ったやり方です。
普段から次男は思ってもいないことを平気で言うようなところがありました。
なので、自分が言った言葉に責任を持つことを教えてあげたかったのです。
1~2歳の子にはちょっと厳しいことを言っているかもしれませんが、私は言い続けました。
これも、続けていくうちに適当なことを言う回数が減っていきましたよ。
まとめ:イヤイヤ期でご飯を食べない1歳半の子どもに実践した対処法
イヤイヤ期でご飯を食べないときの対処法を紹介しました。
私もそうだったのですが、「入園までにご飯を早く食べられる子にしないと…」と焦っていませんか?
焦らなくても大丈夫ですよ。
保育園に行くと周りの子の雰囲気などに影響されるのか、入園前よりだいぶ早く食べるようになってくれました。
子どもの園生活をみる機会があり、食事を一緒に食べたことがあるのですがビックリしました。
家より食べるのが早いし、おかわりまでしていたのです。
家と全然違うじゃん・・
唖然としてしまいました。
子どもは園生活でも多くのことを学んでいきます。
なので、「入園までに食べるようにしないと!」と私みたいに焦らなくていいと思います。
そのうち自然にちゃんと食べるようになってくれます。
だから焦らず、適度に食事のしつけをしていきましょう。
いつか必ず子どもと楽しい食事の時間が過ごせる日は絶対に来ますよ!
イヤイヤ期を助けてくれるこんなアイテムもありましたよ!
ママの指に取り付けると、可愛いうさぎちゃんに子どもは大喜び!
食事以外にも、歯磨きや寝かしつけで使うことができますよ。