母乳を哺乳瓶であげるデメリットはあるのでしょうか。
母乳が思うように出なかったり、母乳を直接あげることができなかったりと、様々な理由から搾乳が必要になる場合がありますよね。
私も母乳量を増やすために、搾乳をしていた時期がありました。
母乳の出がかなり少なかったため、私は母乳を哺乳瓶であげていたのですが、「母乳の出が良くなる」「家族でも母乳をあげられる」というメリットは感じていたものの、正直デメリットもありました。
そこで今回は、母乳を哺乳瓶であげるデメリットについて詳しく紹介していきます。
母乳を哺乳瓶であげるデメリットは?
私は母乳の出が悪かったので、子どもが産まれてからしばらくは搾乳をしていました。
そのため、搾乳した母乳を哺乳瓶に入れてあげていたのですが、実際に経験した私が思う母乳を哺乳瓶であげるデメリットは以下の3つです。
- 搾乳がとにかく面倒
- 哺乳瓶だと赤ちゃんが飲んでくれない可能性がある
- 哺乳瓶の洗浄が面倒
1つずつ詳しく紹介しますね。
搾乳がとにかく面倒
まず1番のデメリットは、搾乳がとにかく面倒なことです。
私は正直なところ、本当に搾乳が辛かったです。
子どもが産まれてしばらくは、
- まずは直接母乳を飲ませる
- 前回の授乳で搾乳した母乳を飲ませる
- ミルクを作って飲ませる(母乳だけでは全然足りないため)
- 搾乳して次の授乳のために哺乳瓶に保存
この流れで授乳をしていたのですが、これを2~3時間おきに全部やるのが本当に大変でした。
母乳の出を良くするために搾乳が必要な方は、かなりの労力が必要となります。
哺乳瓶だと赤ちゃんが飲んでくれない可能性がある
私の子どもは大丈夫だったのですが、「おっぱいでは飲んでくれていたのに、哺乳瓶だと飲んでくれない」という話を聞いたことがあります。
同じ母乳でもママのおっぱいと哺乳瓶ではやはり全然違うので、赤ちゃんによっては嫌がってしまう可能性があります。
私はピジョンの哺乳瓶を使っていましたが、2人とも嫌がらずに飲んでくれました。
もしお使いの哺乳瓶で飲んでくれないなら、お金はかかってしまいますが、哺乳瓶を変えてみるのも手だと思います。
哺乳瓶の洗浄が面倒
哺乳瓶を使うとなると、どうしても洗浄が必要になってきます。
産まれたばかりの赤ちゃんだと2~3時間おきに授乳が必要なので、そのたびに哺乳瓶を洗浄しないといけないのが正直大変でした。
特に夜中は洗わずそのまま寝てしまいたいぐらいです。
洗浄だけでなく消毒もしないといけないので、母乳を哺乳瓶であげるデメリットの1つだと言えます。
搾乳のメリット・デメリット
搾乳にはいくつか目的があります。
- 預け先で母乳をあげてもらうため
- 直接母乳をあげられないため(乳頭に問題がある、赤ちゃんが未熟児など)
- おっぱいが張って痛い時に張りを和らげるため
- 母乳量を増やすため
このように、様々な目的で搾乳が行われます。
私の場合、おっぱいが張って痛い時と母乳量を増やすために搾乳を行っていました。
特に母乳量が少なかったので、母乳量を増やすために産後しばらく搾乳を続けていました。
搾乳にはメリットもたくさんありますが、実際にやってみてデメリットもあると分かりました。
メリット | デメリット |
---|---|
母乳の分泌が良くなる 哺乳瓶で母乳をあげることができる 母親以外でも母乳をあげることができる おっぱいが張った時の張りを解消できる | 搾乳により授乳時間が長くなるのでストレスになる 手動の搾乳の場合、手がすごく疲れて腱鞘炎になる |
搾乳により母乳の分泌量は確かに増えましたが、搾乳は大変な作業で、正直ストレスとの戦いでした。
そのため、搾乳はストレスとうまく付き合ってやっていく必要がありますが、母親以外でも母乳をあげることができることが大きなメリットだったと実感しています。
搾乳をすることで周りの人も育児に参加しやすくなり、
- 一緒に育児をしているという安心感が得られる
- ママの負担が減る
このようにママが心身ともに楽になります。
ここからは、実際に搾乳を経験した私が、搾乳のメリット・デメリットについて詳しくお話していきます。
搾乳のデメリット
まずは、搾乳のデメリットです。
- 搾乳により授乳時間が長くなるのでストレスになる
- 手動の搾乳の場合、手がすごく疲れて腱鞘炎になる
それぞれ詳しく説明します。
搾乳により授乳時間が長くなるのでストレスになる
赤ちゃんに飲ませる十分な量を搾乳するには時間がかかります。
私の場合、母乳量を増やすために搾乳をしていたので、授乳の後に毎回搾乳をしていました。
そのため、搾乳により授乳時間が長くなったので、かなりストレスを感じていました。
授乳だけでも大変なのに、その後の搾乳は辛かったです。
特に夜中の搾乳は強いストレスがありました。
その時の対処法についてはこちらの記事にまとめてありますので、よかったらご覧ください。
搾乳はストレスになりやすいです。
毎回の搾乳が辛いなら、夜中だけでもやめるなど、ストレスを溜めないようなやり方を考えましょう。
私も辛い時は搾乳をサボりました。
手動の搾乳の場合、手がすごく疲れて腱鞘炎になる
搾乳を手や手動の搾乳器で行うと、手をずっと動かさなければいけないため、手がものすごく疲れます。
私もひどい時は腱鞘炎になりました。
手動搾乳器を使っていたのですが、授乳の度に約10分手を動かし続けないといけなかったので、手はどうしても疲れやすかったです。
楽に搾乳したいのであれば電動搾乳器を使うのがおすすめです。
ただし、手動搾乳器に比べると値段が倍ぐらい違うので、お金がかかるのがデメリットになります。
搾乳のメリット
続いて、搾乳のメリットです。
- 母乳の分泌が良くなる
- 哺乳瓶で母乳をあげることができる
- 母親以外でも母乳をあげることができる
- おっぱいが張った時の張りを解消できる
それぞれ詳しく説明します。
母乳の分泌が良くなる
母乳の量が少ない場合、搾乳をして母乳に刺激を与えることで母乳の分泌量が増えていきます。
実際に、私も搾乳を続けていくうちに出てくる母乳の量が増えていきました。
母乳は刺激が少ないとどんどん出なくなってしまうので、1日に何度も搾乳をしてあげることで、母乳の分泌が良くなっていきます。
最初は母乳の量が少なかった人でも、搾乳を続けていくうちに完母になったという人も実際にいます。
哺乳瓶で母乳をあげることができる
- 乳頭に問題がある
- 赤ちゃんが未熟児
といった理由で、直接おっぱいで授乳をすることができない場合があります。
そんな時は搾乳をすることで哺乳瓶で赤ちゃんに母乳をあげることができます。
ちょっと疲れている時など、赤ちゃんに母乳をあげるのがストレスに感じることがあります。
そんな時、搾乳をすればおっぱいでなくても母乳をあげることができるので、ママも授乳が楽になります。
母親以外でも母乳をあげることができる
長時間預ける時など、赤ちゃんと離れる場合にも搾乳は便利です。
搾乳をして、母乳が入った哺乳瓶を預け先に渡せば、母親以外の人でも母乳を赤ちゃんにあげることができます。
また、母乳を搾乳しておけば、ママが疲れている時にパパがあげることができるので、ママが休む時間が増えます。
パパは育児に参加でき、ママは授乳を分担できて楽になるのが良いですね♪
おっぱいが張った時の張りを解消できる
産後は特におっぱいが張って痛い時があります。
私も産後しばらくは激痛でした…
そんな時に搾乳をして母乳を出すだけで、おっぱいの張りが解消されてすごく楽になります。
おっぱいの張りを解消するだけなら搾乳器は使わなくてもOKです。
私は搾乳器を買う前は、タオルをおっぱいの下にあてながら手で絞って張りを解消していました。
搾乳で母乳の分泌は増える?
完母を目指すため搾乳をしている人も多いと思います。
私も助産師さんに言われ、母乳を増やすために搾乳をしていました。
搾乳を続けていくと、確かに母乳量が増えていきました。
母乳量を増やすためには、やはり搾乳は効果的でした。
ただ、ストレスになりやすかったのが正直なところです。
無理も良くないので、搾乳は適度にやっていくのがおすすめです。
また、搾乳器にもこだわってみると搾乳がちょっとでも楽になるはずです。
まとめ:母乳を哺乳瓶であげるデメリットは?搾乳のメリットについても
搾乳のメリット・デメリットを紹介しました。
搾乳をすることで母乳量は増えていきますが、搾乳はストレスになりやすいです。
そのストレスとうまく付き合って搾乳をしていくことが大事です。
搾乳は母親以外でも母乳をあげることができるのが大きなメリットだと思います。
親や夫が代わりに母乳をあげてくれている間、休憩ができて助かりました。
搾乳をすることで周りの人も育児に参加しやすくなり、
- 一緒に育児をしているという安心感が得られる
- ママの負担が減る
このような大きなメリットを得ることができます。