小学校入学準備の失敗談を紹介します。
4月に小学校への入学を控えているご家庭では、小学校入学準備をそろそろ始めている方も多いのではないでしょうか。
子ども達もドキドキわくわくしていることと思いますが、親としては色々と気になったり心配になりますよね。

先輩ママさんの中には入学準備に失敗した、との声もあるようです。
そこで今回は小学校入学準備の失敗談や、入学前にやっておきたいことをご紹介していきます。
入学準備を万全に行えるようにぜひ参考にしてくださいね。
小学校入学準備の失敗談!
小学校の入学準備には学用品の他にも子ども自身の準備も必要ですよね。
今回はグッズ編と子ども編に分けて失敗談をご紹介ていきますよ。
小学校入学準備の失敗談 グッズ編
まずは小学校入学準備の失敗談「グッズ編」です。
その① お金をかけすぎてしまった
小学校入学準備には様々なものを用意しなくてはいけないので出費もかさみますよね。
張り切ってあれもこれもと買っていたらいつの間にかかなりのお金を使ってしまった、ということも…。



特に一番の出費になるのがランドセルです。
祖父母からの入学祝いで買ってもらうご家庭もあると思いますが、自分たちで購入する場合はどれだけお金をかけられるのか考えておくと良いですよ。
ランドセルは数万円から十数万円までかなり金額の幅が広く、品質の高いメーカーの新作のものはやはり相応の金額のものが多いです。



品質の良いメーカー品を安く購入したい場合は、1~2年前の型のものを購入するのも一つの手です。
また、オンラインショップでポイントなどお得に購入できることもあるので、そちらもチェックしてみてくださいね。
またもう一つ金額が大きいものとして学習机があります。
自分たちの頃は入学と一緒に学習机を用意していたと思いますが、最近ではリビング学習をする子も多いです。
特に小学校1年生の間は自分一人で宿題をするのが難しいこともあるので、学習机を急いで買ったがあまり使っていないという場合もあります。



上の子はもう高学年になりますが、いまだにリビングで宿題をやっていますよ。
学習机は自分で学習する習慣がついて、リビングではなく自分の部屋で勉強するようになる年齢になってからでも遅くはありません。
その場合、長く使えるシンプルなデザインを選んでくれる可能性も高くなりますね。
子どもやご家庭の状況によって購入の時期を検討してみてくださいね。
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その② 無駄なものを買ってしまった
また、せっかく買ったものが無駄になってしまったケースもよくあります。
入学準備に必要なグッズの中には、学校によって指定されているものや、仕様に関してルールがあるものもがあります。
焦って購入しなくても大体1月後半から2月に入学説明会があると思いますので、そちらで確認してから購入するようにしましょう。



例を挙げると、キャラクターものの筆箱がNGだったり、鉛筆のキャップが使用禁止だったりします。
また、今年から仕様が変わって指定されるサイズが変わっていた、なんてことも。
先輩ママからの情報を仕入れるのも大切ですが、入学説明会での情報を確認してから準備に取りかかるのがおすすめです。
なお、入学準備品の中には幼稚園や保育園などで使用していたものが継続して使える場合や、入学祝い卒園祝いとして自治体や園の保護者会からもらえる場合もあります。
入学準備品のリストがもらえたら、一度園や保護者会の役員さんなどに確認をとってみると良いですよ。
その③ 購入した学用品が収納できない
小学校入学準備でいるものは全部購入できたと思ったら、買ったものが収納できない!なんて失敗談が意外と多いです。



準備に気を取られて収納まで考えていなかったケースが多々あります。
入学準備品を購入する前にお部屋の整理整頓をして、小学校で必要な用品をしまう場所やこれから子どもが使うスペースなどを確保しておきましょう。
まだ小さい頃のおもちゃなどが出してあるご家庭もあるかもしれませんが、これからは勉強中心の生活になってくるので、整理整頓をして気持ちを切り替えるきっかけにすると良いですよ。
その④ とにかく名前付けが大変!
入学準備で一番大変だったという声が多いのが名前付けです。
入園準備でも一度経験してるは多いとは思いますが、小学校になると細かいものがさらに多くなります。



特に算数セットのおはじきや数え棒など、かなり小さいものにも名前付けが必要なので手で書くのは本当に大変です。
お名前シールやスタンプなど便利なグッズもたくさんあるので、そちらを用意しておくと作業が楽になりますよ。
特に細かいものに使えるようにサイズが小さいものを用意しておきましょう。
ただ、お名前シールを用意していても貼るだけで1時間以上かかった、との声もあります。
ぎりぎりになって慌てないよう、購入したら早めに名前付けをしておきましょう。
小学校入学準備失敗談 子ども編
続いて、小学校入学準備失敗談「子ども編」です。
その① 小学生になる心の準備ができていなかった
就学すると、今までの遊び中心の生活から勉強中心の生活に変わります。
宿題もありますし、毎日授業もあるので、園生活とは全然違いますよね。
子どもがそのことを理解しておらず、入学後の生活に困ってしまうケースがあります。
宿題ができなかったり、授業中におしゃべりしてしまって聞いていないなんてことも。



また、入学式を楽しみにしていたのに、入学後、小学校が毎日あるのがわかっておらず大泣きされた、なんてケースもあるんです。
入学準備はものだけでなく、子ども自身の準備もしっかり行うことが大切です。
小学校に上がってからの生活について話したり、自宅でお手伝いなどをさせて、子どものできることを増やしていきましょう。
小学校の生活イメージがついたり、自分に自信が持てるようになると入学後の生活への不安も和らぎます。
その② 朝の支度や帰ってきてからの片付けが一人でできない
幼稚園や保育園の朝の支度、帰ってきてからの荷物の片付けをパパやママがやっている家庭もあると思います。
園では先生のサポートがあったかもしれませんが、学校では自分のことは自分でしなくてはいけません。
また朝の支度も小学生になれば自分でしてほしいですよね。
小学生になったからといってすぐにできるようになるわけではないので、入学前から朝の支度や帰ってきてからの片付け、連絡帳やプリント類を出す練習をやっておきましょう。
また集団登校をする場合、朝の支度に手間取って遅れてしまうと他の子に迷惑をかけてしまうなんてことになりかねません。



時間を決めて、それまでに支度する練習をしておくといいですね。
入学してから慌てないように、
- 小学校に上がったら朝は何時に起きたらいいか
- 朝はなにを準備するのか
- 帰ってきてからの宿題をいつするのか
といった生活スケジュールを話し合っておくのも大切ですよ。
時間割を実際に作ると、子どもがわかりやすいのでおすすめです。
時間割を作る際は子どもにどうしたらいいか考えさせて決めましょう。
あくまで親はサポートしていくという姿勢を忘れないようにしたいですね。
その③ 学力や勉強する準備が足りなかった
入学後に「学校に行きたくない」「勉強がいやだ」と言い出す子もいます。
その主な原因は、学習習慣が身についておらず勉強中心の生活に切り替えられないことや、勉強がわからないことで劣等感を感じていることが考えられます。
未就学児の頃に机に向かって勉強する習慣がないと、ずっと机に座って授業を受けることが苦痛になってしまったり、つまらないと感じる子もいるようです。



年長さんの間にひらがなの読み書きや、数字の読み書き、また時計の読み方をできるようにしておくと入学後も授業や勉強に抵抗感を持たずに取り組めますよ。
スタートでつまづいてしまうと、その後がなかなか大変ですが、最初に「わかる」「できる」が感じられるとそのあとの学習もスムーズにできることが多いです。
通信教材は子どもが無理なく学べる工夫がされていますし、書店などに売っている市販のワークを買ってきてやってみるのもいいですよ。
その④ 心配しすぎても…な失敗談
小学校に入ってわが子は大丈夫かと心配される方も多いと思います。
ただ、心配しすぎて子どもに言ったことが逆効果になってしまうケースも実はあるんです。
子どもに「小学校に上がったらこれもできなきゃ」「こうしなきゃだめだよ」と言っていたら小学校へ行くのが不安になってしまった子や、給食の時間に間に合うように時間内で食べる練習をしていたら食べる量が極端に減ってしまった子もいます。
あまりプレッシャーをかけてしまうと負担になってしまうケースもあるので、子どもの様子を見ながら生活の変化を前向きにとらえてもらえるように声かけをしていきたいですね。
小学校入学前にやっておきたいことは?
小学校になると生活ががらっと変わってきます。
自分のことは一人でやらなくてはいけませんし、勉強が中心になってきます。
うちの子は大丈夫だろうか、と心配になりますよね。
ここでは、小学校入学前にやっておきたいことをまとめてみましたので、チェックして入学に備えましょう。
普段の生活でやっておきたいこと
- 早寝早起きをして、朝ごはんをしっかり食べる習慣をつける
- 翌日の準備を自分でやる
- 朝のお着替えや支度を自分でやれるようにしておく
- 自分の荷物は自分で持つようにする
- 配布物や連絡帳を自分で出す
- 和式のトイレになれておく
- 傘の始末や靴ひもの始末をできるようにしておく
- 自分の考えや気持ちをわかりやすく伝えられるようにする
規則正しい生活リズムを心がけ、朝の支度や次の日の準備など、自分のことは自分でやる、をできるようにしておきましょう。



小学校ではまだ和式のトイレのところもあるので、出先などでトイレに行くとき、わざと和式トイレにいって練習しておくと安心です。
また園生活と違って、小学校ではいつでも先生が見ていてくれるわけではありません。
何かあったとき、そのときの状況や自分の気持ちを自分で説明する必要があります。
日頃から子どもの言い分を自分で言えるように促し、そのうえで「〇〇くん(ちゃん)は、わざとしたわけではないけど、手が当たって、これを落としてしまったのね」とわかりやすくまとめて伝えると、子どももそこから学んでいくことができますよ。
すぐに効果があるわけではないですが、意識して話すようにしていくのが大事です。
学習面で入学前にやっておくこと
- 机に向かって勉強する時間をつくる
- ひらがなの読み書き、数字の読み書き、時計の読みをできるようにしておく
- 読書の習慣をつける
- 鉛筆の正しい持ち方を身に着ける
- 子どもの興味関心を引き出して伸ばしていく
まず大事なのは机に向かって勉強する習慣を身に着けることです。
初めは短い時間でいいので、毎日時間を決めて机で勉強するようにしましょう。



ただ、無理にはさせず、その日できなくても「また明日頑張ろう」と声をかけてあげるのが大事です。
ひらがなは最低限、自分の名前が書けるようにしておきましょう。
数字も2ケタまでかけるようにしておくといいですよ。
出席番号を書く機会は結構多いです。
読み書きを覚える中で一緒に正しい鉛筆の持ち方も覚えさせていくといいですね。



最初に変な癖がつくと直すのが大変なので、最初にしっかり正しい持ち方を教えておきましょう。
また読書は意外と大事です。
本を読むことで文字を覚えることもできますし、読解力も身につきます。
数字はできるけど、問題文の意味が分からないということもありますので、本を読む習慣をつけておきましょう。
絵本を読み聞かせるだけでなく、自分で声に出して、逆に読んでもらうのもいいですね。



私の場合は下の子がいるので、下の子にお姉ちゃんが絵本を読んであげたりすることがあります。
また、小学校では時計を見て行動するようになります。
最近ではチャイムのない学校もあるそうです。
まずは短い針の読み方から覚えさせ、慣れたら長い針の読み方も覚えていきましょう。
普段の生活から時計の針が「ここにきたら〇〇をするよ」とか、「遊びの時間は長い針がこの数字のところに来るまでだよ」など、時計を意識させるといいですよ。
まとめ:小学校入学準備の失敗談!入学前にやっておきたいことは?
今回は小学校入学準備の失敗談や、入学前にやっておくべきことを調査しご紹介してきました。
- 小学校入学準備品を買うのは入学説明会後にする
- もらえるものや継続して使えるものもある
- 学用品だけでなく自宅で収納する場所にも注意
- 名前付けは購入したら早めに、シールやスタンプを活用して
- グッズだけでなく子ども自身の準備も大事
- 自分のことを自分でする習慣や机に向かって勉強する習慣を身に着けておく
小学校へ入学となると、様々な準備が必要です。
グッズの準備ももちろん大切ですが、子ども自身の準備もしっかりして、入学後楽しい学校生活を送れるようにしてあげたいですね。